【ボッコちゃん】 星新一のショートショート

「そのロボットは、うまくできていた。女のロボットだった。人工的なものだから、いくらでも美人につくれた。あらゆる美人の要素を取り入れたので、完全な美人ができあがった。もっとも、少しつんとしていた。だが、つんとしていることは美人の条件なのだった。」

 

「しかし、頭はからっぽに近かった。簡単な受け答えができるだけだし、動作のほうも、酒を飲むことだけだった。」

 

ボッコちゃんというロボットを中心に描かれるわずか3ページの物語。

 

こんにちは、ひろです。

 

僕は中学生の頃自分で小説を書いてみようと試みたことがあります。もちろん途中でやめましたが笑

 

物語を書くというのは結構時間と労力がいるんだということをその時に知りました。

 

 ストーリーを考える。文字に起こす。必要があれば文を削ったり、増やしたり。当然それは読み手が面白いと思うものでなければならない。

 

これだけでも大変なのに、中学生の僕が考えるストーリーは幼稚な上に長くて、書いてる途中で疲れて飽きてしまいました笑

 

星新一はわずか3ページで物語を書けます。その物語は無駄がなく、かといって足りないものがあるわけでもない。

 

これってめちゃくちゃすごいと思うんですよね。

 

社会人になると求められるのは人に簡潔かつ詳細に伝える能力だと思います。

 

星新一はそういう能力に長けていたのかな。

 

もしかしたら星新一ショートショートを読み続ければ、僕も人に簡潔にわかりやすく伝えれるようになるかもしれないと期待しつつ読んでいます。

 

話もたくさんあり、読みやすく面白いので皆さんもぜひ読んでみてください。

 

 

 

 

 

【悲報】ドラッカーの著書、意味不明

こんにちは、ひろです。

 

今回は超有名な経営学ドラッカーの「プロフェッショナルの条件」をご紹介します。

 

 

 

 

しようと思ったんですけど、この本がとにかく難しい!やれ「知的労働者」だのやれなんだのやれ「知的労働者」だの

 

とにかく言葉がドラッカー独特の表現なども含まれていてなかなか読み進めにくい。

 

それでも言いたいことはわかるんです。例えば「企業は人の役に立つものでなければならない」とか「企業は利益だけを追求するべきじゃない」とか「企業は人の役に立つものでなければならない」とか

 

同じのでてきてない?なんで2回ゆうん?

 

「知的労働者」といいなんといい、とにかく同じ趣旨の文章が繰り返されているだけに感じてしまい、途中で読むのを諦めてしまいました(´・ω・`)

 

まあ僕のような半端者が読むとこういうふうになるんですけど、この本の評価は非常に高いです。

 

とくにユニクロ社長の柳井正さんは「我がドラッカー流経営論」という本を書くなど、ドラッカー経営学に非常に影響を受けているみたいです。

こちらの本もまた別の機会にご紹介します。

 

さて、僕がドラッカーの本を真に理解できる日は来るのでしょうか。

 

改めて読む機会があったら随時報告させてください。

 

また皆さんがドラッカーの著書を読んだ感想などもよければ教えてください。

 

それではまた。

 

読み終えたら熱狂マンに。死ぬこと以外はかすり傷

始めまして。

りつです。

 

あらゆることへ背中を押してくれ、モチベーションをぐっと上げてくれる本があります。

 

読むだけでこんなに自然に成果追えるなら費用対効果、時間対効果はバツグンです。

 

「死ぬこと以外はかすり傷」です。

 

文は読みやすく頭にすらすら入って来ます。

さすが編集者の作品。

タイトルから推測されるかもしれませんが口だけでとりあえず攻めろ攻めろっていう本とは一線を画します。

腹落ちさせてくれながらやる気を出さしてくれます。

 

すらすら頭に入れながら本を読み進めると著者の箕輪さんの考え方が自分に浸透してきて

現状のいろんな停滞はさほど問題じゃない、まだまだいけるって思うようになります。

 

すらすら頭に入るのは著者と違う考えの人に対する人格否定や考え方の押し付けがないからだと思います。

俺はこう思う。こう気付いた。理由はこうだから。それによってこうなった。読むなら読んでくれ。学ぶなら学び取ってくれ。学びやすい書き方はした。って感じです。

 

まだまだいけるっていうのは

読む→やる気出る→よいしょっ(最初は辛い)→実行

 

ではなく

 

読む→やる気出る(熱量増える)→楽しく実行

 

って感じのイメージです。

 

他の自己啓発本の様に、自分のゴールに強い憧れを抱くだけの本ではないです。

この本は、自分のゴールに強い憧れを抱くだけでなく、その過程もわくわくするやんって思える様になる本です。

 

辛くしんどいことの先にゴールじゃなくて、楽しくてきついことの先にゴールがあるって考え方になります。

 

同じことするなら楽しくやりたいですよね?

 

僕はこれ読んで日々の空いてる時間は自分のゴールに必要な活動したくなりましたし、避けられないけどしたくない予定(短期的収入の為のバイトとか)をしてる時もゴールに活かせるところはこれか、ここ意識しようって思うようになりました。

バイトも役に立つところ、創意工夫の余地を見つけたら楽しくできます。

 

こんな感じで読みやすくてやる気の出る本「死ぬこと以外かすり傷」

よかったら読んでみてください。

普段読まない方の自己啓発本一冊目にもオススメです。

 

キスをすれば死!?もしキスが禁止された世界があったら 【あなたに贈る✕】

こんにちは、ひろです。

 

今回紹介する本は、近藤史恵さん著の【あなたに贈る✕(キス)】という本です。

 

この物語では致死率100パーセントの感染症が蔓延しています。

治療するすべはなく、発症確率も非常に高い。

 

予防する方法はたったひとつ、キスをしないこと。

 

この感染症の感染経路は唾液だけ。キスをしなければ感染することはありません。

 

そしてキスは法律で禁止され、この病にかかったものは不埒で淫らな者という扱いを受けるようになっています。

 

ある高校で1人の女生徒が亡くなりました。

原因はなんとその感染症でした。

 

誰が彼女とキスをしたのか、あまりにも謎めいた犯人探しが始まります。

 

この作品は人間の愛と欲望を描いた作品です。

物語はミステリー物ですが、高校生達の恋愛模様が活き活きと描かれていて、全体としては爽やかな作品になっています。

 

僕がこの小説を初めて読んだ時、僕はまだ恋愛経験がありませんでした。

 

だからこの本を読んですごく恋愛に憧れたというか…笑

 

言い過ぎかもしれないけどこの本を読まなかったら恋愛に興味なく過ごしてきたんじゃないかなって思いますね笑

 

とにかく皆さんにもこの物語のブラックな感じ、シリアスな感じと共に爽やかで甘酸っぱい感じを味わって見て欲しいです。

読書は苦手だけどゲームは好きなあなたへ 【読書のススメ】

こんにちは、ひろです。

 

この記事を読んでくださっている人の中で“読書はしてみたい、しないといけないけどめんどくさいし面白くなさそう” 

 

こう思ってる方もいらっしゃるかもしれません。

 

そんなあなた

 

ゲーム、とくにRPGは好きですか?

僕は人生で1番ハマったゲームがドラクエです。小中と夢中でドラクエをしていました。

 

そんな僕が思うのはドラクエのようなRPGと読書の本質は一緒なんじゃないかと思うんです。

 

本、とくに小説には当然ストーリーが描かれている。そのストーリーを僕達は活字を通して知ることができる。

 

一方ドラクエにもストーリーがある。戦闘など自分でプレイする部分もあるが、基本的にはすでにゲームにあるストーリーを映像、そして“活字”を通して知っていく。

 

おそらくゲームのストーリーは映像を見るだけじゃ伝わらないんじゃないかと思う。とくにドット絵のゲームなど映像だけでストーリーを知るのは不可能だろう。

 

つまりは僕達はゲームのストーリーの大部分を“活字”を通して知っていく。

 

言ってしまえばRPGをプレイするというのは読書をしているのと同じことではないだろうか。

 

読書に高いハードルを感じた時、これからRPG

をプレイするんだ〜くらいの軽い気持ちで取り組んでみるのも1つの方法かもしれないと思って書いてみました。

 

 

 

 

 

 

 

村上龍 限りなく透明に近いブルーってどんな本?

こんにちは、ひろです。

 

 

みなさん、芥川賞を受賞した本で最も売れた本は何か知っていますか?

 

そう、この前ご紹介した「火花」なんです。

 

「火花」が出版されたのは2015年。ならそれまでの1位、つまり現在の2位はなんの本か皆さんご存知ですか?

 

それが今回ご紹介する村上龍さんの「限りなく透明に近いブルー」なんです。

 

 

この本はとにかく暗い。人間の欲、苦悩、ただそれだけを描いているような本。

 

最後の最後までこの本の文章から未来や希望が見えてくることはない。しかし、この本そのものには未来へのエネルギー、そして希望が詰まっている。

 

これこそが、この本が芥川賞をとり、さらには多くの人がこの本を手に取った理由であると僕は思う。

 

 

この本の登場人物はドラッグ、セックス、そして愛憎に溺れた若者たちだ。皆人生に疲れ、将来に望みを持っていない。だからこそ快楽に溺れて未来を見ないようにする。

 

そんな彼らの姿はとても人間らしい。しかし、彼らの人間らしさ、さらには我々に強く印象づける彼らの姿の真実はここではない。

 

彼らは人生を諦めたわけではないのだ。皆明るい未来、将来を掴みたいと願っている。現状を変え幸せになりたいと願っている。今の状態が幸せだと体に言い聞かせるが、本当はそう出ないことがわかっている。

 

しかし、彼らに自分の人生を変える知恵、能力はない。さらに言えば彼らは努力しようとはしない。ただ、いつか未来が変わることを願っているだけ。

 

傍から見ればどうしようもない人間に見える。しかし、僕達は彼らとは違うのか?本当に未来に向けて努力できているのか?幸せに過ごしているのだろうか?

 

僕自身、未来を変えたいと思いながらも努力や行動をしないことは多かったし、今もそんなことばかりで生きているかもしれない。

 

だからこそ彼らにとても共感することができた。おそらく多くの人が彼らに共感できるのではないかと思う。彼らは人間の本当の姿であるから。

 

主人公の名前は「リュウ」。村上龍さん本人がモデルになっているのかどうかは僕の知るところではない。

 

しかし、村上龍さんは芥川賞をとった。

 

どうしようもない人間、気力のない人間、かつてそうであったとしても人間は変われる。そして夢を掴むことができる。

 

村上龍さんはこの本にそのメッセージを託したのではないか。だからこの本のエネルギーは凄まじい。

 

僕はこの本を読んで文学にハマることとなった。皆さんもぜひ読んでみてください。

 

 

 

 

 

 

 

又吉直樹 火花ってどんな本?

こんにちは、ひろです。


このブログでは本の紹介をメインにやって行きたいなと思っています。


とりあえず一発目何にしようか迷ったけど、又吉直樹さんの「火花」


読んでみてどんなやった?って聞かれたら僕は「主人公の師匠が巨乳になる話」って答えている。いや、そう言うとわけわからんけど笑


この本はページ数が多くなく文字も大きく読みやすい。スラスラっと読めるようになっている。


でも内容の濃いこと深いこと。芸人である主人公を通してとてつもなくいろんな経験ができる。


喜び、苦悩、虚無、そして愛憎…


初めて読んだ時、僕はこんな人生を送ることはないだろうって思った。ところが何年か経って読み返してみると、この本は僕の人生を描いているのか?と感じた。


恐らく誰もがこの主人公のような経験をすることになる。つまり誰にでも当てはまる占いのようなほんだと思う。


しかし、それは内容が浅いという訳ではなく、誰にでも当てはまるからこそより深く心情を描き出されているし、読み手が得るものも多い。


最初の数ページとても難しく書かれているが、そこを読み飛ばしてしまえば初心者でも読みやすい。


読書が好きな人はそこも含め楽しめる。


ぜひ読んでみてください。